増殖で楽しいことをするデッキを作りたい・・・

投稿者: | 2019年4月29日

灯争大戦がMTG Arenaに実装されまして、初心者ながらデッキを作っているところです。環境が変わっても、私は”緑”が使いたいという願望があったので、緑単や緑との多色で面白いことできないかなと思って3つぐらい作りました。(緑単、緑青、緑黒)

やりたいこと

どのデッキも、使いたいキーワード能力は「増殖」です。カウンタを増やしてビートダウン・・・楽しそうじゃん!(勝ち筋をビートダウンしか知らない)

とりあえず最初に作って練習で回して一番回ったときの画像がこれです。

やることは簡単、《進化の賢者》の効果でPWの忠誠度やクリーチャーのカウンタを増殖させます。あとは《ビビアンリード》の奥義を起動したり、大きくなったクリーチャーでビートダウンします。

色を足す

最初は緑単で組んでいましたが、プレイで回していると、除去ができない、速度が遅い、カウンタをクリーチャーに乗せないと《進化の賢者》を出しても仕方ないという欠陥を抱えていたため、色を足してみることにしました。

色を足すなら、緑単でできなかった要素が欲しいよね、ということでドローが得意な青を選びました。除去も速度もどろーできればなんとかなるやろ!という感じです。逆に、手札が尽きるとこのデッキやることがありません。負けです。

という感じで足す色は青になりました。

クリーチャー選び

青を足すと入ったものの、結局勝ち筋はビートダウン。それも増殖を使ってパンプアップして殴るもの。緑単で速度が出なかったのは、カウンタをなにかの手段で乗せなければ増殖ができなかったからと考え、CIP能力など自力でカウンタを乗せられるクリーチャーを入れました。

しかしカード知識がまったくないので、自力でカウンタを乗せられるクリーチャー・・・

せや!《ハイドロイド混成体》や!

ハイドロ・ゴルガリをよく使っていたので、もはやバカの一つ覚えです。

しかし、場に出たときにカウンタが乗っていて、更に4マナで唱えれば1ドロー1点ゲインが約束されている。《進化の賢者》の能力のためには土地を多く置く必要があるので、中盤4マナで出してもよし、終盤にもっと大きなマナで出してよし。さらに飛行、トランプルとフィニッシャーを務められます。

やっぱり《ハイドロイド混成体》強い。

しかし、《ハイドロイド混成体》は4マナからしか使えない。じゃあ序盤はどうすればいいんだ・・・序盤、特に2マナで出せて、自力でカウンタ乗せられるクリーチャー・・・

《マーフォークのスカイダイバー》!

緑青の混成マナで2マナ、CIP能力でクリーチャー1体を対象として+1/+1カウンタを一つ乗せられます。初手に出してCIP能力の対象を自分にとって2/2飛行。中盤、終盤に出して他のクリーチャーにカウンタを与えてもよし、《進化の賢者》がいれば、2マナ出だして速攻で増殖、3/3飛行にもできる。さらに起動型能力で増殖もできる。ええやん。

しかし、《マーフォークのスカイダイバー》を増殖させたところで、5/5が関の山。大きくする前に除去されます。ぶっちゃけ起動型能力は一回も使えたことがないので、序盤に2/2飛行で出して除去の避雷針の役割が強いです。なので、フィニッシャーとしては微妙。

じゃあフィニッシャー他になにかないかと思ったら、《忠実な相棒、モーウー》が良さそう。自力でカウンタを乗せられないものの、カウンタを乗せるのならば2倍乗せられるというお得仕様。《マーフォークのスカイダイバー》のCIP能力の対象を《忠実な相棒、モーウー》にすれば、速攻で5/5です。さらに1回増殖するごとに、+2/+2。強い!!これはフィニッシャーたり得ますよ!

フィニッシャーは《ハイドロイド混成体》と《忠実な相棒、モーウー》に決定しました。

サポートクリーチャー

あとは彼らをサポートするカードを入れていきます。

まず《進化の賢者》は必須です。全体のカウンタを増殖させます。

次に《忠実な相棒、モーウー》にカウンタを乗せる手段。《花粉光のドルイド》はCIP能力で「クリーチャー1体に+1/+1カウンタ」or「増殖」ができる。これならば、《忠実な相棒、モーウー》にカウンタを乗せてもよし、乗せる必要がないのならば増殖してもよし。なにより軽い。2マナ。

インスタント・ソーサリー・エンチャント

多色は土地の偏りですぐに死ぬので、《新たな地平》。エンチャントで、場に出たとき+1/+1カウンタをクリーチャー1体に乗せられます。あとエンチャントされた土地は好きな色が出せます。いつもは《都市の楽園》や《楽園の贈り物》を使っていましたが、これは+1/+1カウンタが乗るのでいい感じです。

また、《進化の賢者》には土地が必要ですが、土地サーチってなんか微妙な感じ・・・と思ってたら、《ドミナリアの大修復》があったので入れてみました。最初は最終章の「墓地にある土地カードを戦場にタップ状態で戻し、残りをライブラリに戻す」効果しか見ていませんでした。

しかし、使ってみると、1章2章の「ライブラリトップ2枚を墓地に置く。墓地からクリーチャー1体を手札に戻す」という効果がなかなか強い。いろいろあって墓地に落ちたクリーチャーを手札に戻して再利用は大きい。特に《進化の賢者》は真っ先に落とされるので、これで墓地回収してもう一回戦場に出せれば、相手の除去を減らせてこっちは《進化の賢者》復活。

ハイドロ・ゴルガリのときは《採取/最終》で《ハイドロイド混成体》を使いまわしていたので、これで同じように《ハイドロイド混成体》を使い回すことができます。

さらに、青を足したのでドローカード。《予言》ぶち込みました。2ドロー。

また、青の呪文を探しているとき、《テフェリーの時間改変》というカードが目に止まりました。《テフェリーの時間改変》の効果は、「クリーチャー1体を終了ステップまで追放する。終了ステップに追放していたクリーチャーを+1/+1カウンタを1個乗せた状態で場に戻す」というもの。ブリンクできる上に+1/+1カウンタおまけでくれるというもの。《進化の賢者》はなんとしても守らなければいけないので、ブリンクして守り、更に+1/+1されて帰ってくる。ええやん。

あとは打ち消しいろいろ。

PWを入れる

あとはPWを決めます。せっかくのPWいっぱい環境なので、PWも2人ほど入れましょう。

ビートダウンで勝つデッキなので、《ビビアン・リード》を投入。奥義起動すればすべてのクリーチャーは破壊不能。あといろいろ。強い。初期忠誠度も高いのでうまく行けば奥義起動まで2ターンぐらいですし、なかなか落ちない。+1能力ではカードをドローできるので、使い勝手がいい。(インスタント・ソーサリーやPWやエンチャントなどがライブラリボトムに行くのは問題だけど)

あとは《野生造り、ジアン・ヤングー》。-1能力で+1/+1カウンタ乗せられるのと、カウンタを持ったクリーチャーをタップするごとに1マナが出ます。まあ、もっぱら-1能力しか使わんのですが。むしろタップでマナ出る能力のせいで、ミスクリックして戦闘参加できるクリーチャーいなくなった試合とかありましたし。フェイズはちゃんと確認しよう。

プロトタイプ1完成

ということでできたデッキが上の画像です。このデッキが一番回った試合の最終的な盤面がこちらです。

プロトタイプ1を回した感想

うん・・・増殖できれば気持ちがいい・・・けど・・・やっぱり遅い!!あと思ったより呪文使えない!!

ということで、《密かな任務》と《退路なし》と 《無神経な放逐》 は外しました。

変わりに《狂気の一咬み》を入れました。このデッキのクリーチャーは大きくなれるのと、バウンスするより除去したほうがいい気がするという理由です。

プロトタイプ2

プロトタイプ1から修正を加えたもの。

プロトタイプ2を回した感想

プロトタイプ1と変わらない。

1枚入れててもしゃーない《花粉光のドルイド》、《議論を呼ぶ計画》を外して、枚数調整。

プロトタイプ3を回した感想

プロトタイプ3の画像はありません。

回してて、エンチャントやアーティファクトに触れないのが厳しいと思いました。一応《ビビアン・リード》の-3能力で破壊できますが、このデッキでは《ビビアン・リード》は奥義を起動してヒャッハーーー!するためのものなので、無駄に忠誠度を減らしたくない。

また、ずっとデッキに入れてあった《原初の頂点、ロアレスク》を外しました。入れたときは、PIG能力で増殖2回行えるやん!という考えでしたが、このデッキに自分で戦場に出たクリーチャーを墓地に送る手段はないです。

それに、5マナ払ってやることが増殖要員でフィニッシャーじゃないなら、《マーフォークのスカイダイバー》の起動型能力起動してるほうがよっぽどマシってもんです。

さらに《瀬戸際の勇気》を外しました。「+1/+1カウンタをクリーチャー1体において、その後増殖」は《忠実な相棒、モーウー》にいいと思ってましたが、使う機会がなさすぎた。

《忠実な相棒、モーウー》を出して4マナ、直後に《瀬戸際の勇気》を使いたければ更に3マナなので、合計7マナ。6マナで《ハイドロイド混成体》出して2ドロー2点ゲインのほうが美味しいです。

そもそもそんなにマナを使えるなら。6マナで《殺戮の暴君》だしてフィニッシャーにしたほうが良くない?という話です。呪禁、トランプル、7/6。説明不要のフィニッシャーです。《忠実な相棒、モーウー》を大きくしている間に7/6トランプルが襲いかかります。こっちのほうが強い。

プロトタイプ3修正

上に挙げたものを外して、エンチャント破壊を入れました。《自然への回帰》です。

《自然への回帰》

緑1
インスタント

以下から1つを選ぶ。
• アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
• エンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
• 墓地からカード1枚を対象とし、それを追放する。

MTGカードギャラリー

エンチャント破壊だけできればいいやと思ってましたが、アーティファクトも破壊できるし、何より墓地からカード追放もついてくる。

墓地追放は《最古再誕》からPWを場に出す動きや、インスタントやソーサリーを使い回すデッキに良さそう。

また、《ドミナリアの大修復》の1章と2章では墓地のクリーチャーを手札に戻せますが、PWが落ちるとどうしようもない。最終章になってライブラリに戻ってもう一回引くしかない。それは非効率的。ということで、カードタイプを選ばずに墓地からカードを回収できるカード《喚起》。

Recollect / 喚起 (2)(緑)
ソーサリー

あなたの墓地からカード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。

MTG wiki

さらに、《マーフォークの枝渡り》追加。《翡翠光のレインジャー》のほうが強いですが、《翡翠光のレインジャー》は緑緑1と色拘束が《マーフォークの枝渡り》よりきつめかつ1マナ重い。

土地を引きたい、それがだめなら+1/+1カウンタを乗せて出てきて増殖できるとなると、2マナの《マーフォークの枝渡り》のほうが使い勝手が良さそうです。

プロトタイプ4を回した感想

回してみた感じ、墓地回収がいい感じです。《ドミナリアの大修復》で落ちなくても、殴られて墓地に行ったPWを《喚起》で戻せるのでありです。

《自然への回帰》も良い働きをしてくれます。

しかし、速さだけはどうにもならない。あと、除去の弱さ。

除去には《狂気の一咬み》を入れていますが、もう一つ除去らしきものとして《カズミナの変成》を入れています。

Kasmina’s Transmutation / カズミナの変成 (1)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)エンチャント(クリーチャー)
エンチャントしているクリーチャーは、能力をすべて失い、基本のパワーとタフネスが1/1になる。

MTG wiki

どんな強い効果を持っていても、1/1バニラにしてしまいます。しかし、これが役に立ったことがあまりないという・・・。

対戦して、マーフォークデッキには速度で勝てなくて使えない、その他はこれ使う前に自分の盤面を整えたい、結局役に立ったのがアジャニの群れ仲間を大きくして殴る白黒デッキぐらいです。

なんというか、対戦相手のデッキに、そんなに強いクリーチャーを置かないタイプが多いので腐らせているというか・・・サイドボードに2枚入れるならありかも、みたいな状態です。(マッチ戦したことないけど)

さらに、《野生造り、ジアン・ヤングー》ですが、増殖しても旨味がなく、パッシブの効果は使っていない。じゃあこれいらなくね?

そもそも、カウンタを置くという作業自体、《忠実な相棒、モーウー》のためのもの。じゃあ《忠実な相棒、モーウー》外せば良くない?

確かに放置すればクソでかくなります。しかし、バウンスされれば再度大きくするのに手間がかかる、出してもカウンタ乗せる手段がなければただの3/3、そしてなにげに4マナが邪魔。手札に《忠実な相棒、モーウー》が2枚来るとそれだけで動けなくなります。

このデッキのフィニッシャーでありながら、ネックでもあるという悲しい状態。

《忠実な相棒、モーウー》をどうする?

今の所考えてる解決策は4つ

  • 《忠実な相棒、モーウー》を外して、《野茂み歩き》と探検持ち、いわゆる探検セットを入れる。
  • 《忠実な相棒、モーウー》を外して、飛行を持つ4マナ付近の増殖を活用できるクリーチャーを入れる。
  • 《野生造り、ジアン・ヤングー》より使い勝手のいい、+1/+1カウンタを置けるPWを探す。希望としては、+1能力で+1/+1カウンタを1つ置くか、マイナス能力で除去か土地加速。
  • 出たときに+1/+1カウンタを乗せて出てくるエンチャントを置く。これは《発見の道》など、必ずカウンタが乗らなくてもいい。または、《フレイアリーズの歌 》の最終章を使う。

1つ目の項目:

探検セットは、探検を行うだけで《野茂み歩き》が+1/+1、さらに3点ゲインという楽しいものです。《野茂み歩き》と探検を行ったクリーチャーにカウンタが乗るので、増殖によってサイズアップができます。また、《野茂み歩き》の3点ゲインによってこちらの盤面が整うまでの時間稼ぎができます。

2つ目の項目:

このデッキは《ハイドロイド混成体》と《マーフォークのスカイダイバー》が入っており、両方飛行を持っています。飛行があれば、対戦相手が接死持ちを出しても無視してアタックできます。なので、攻撃要員のクリーチャーは飛行で揃えたほうが強いのではという考え。

3つ目の項目:

《進化の賢者》は土地がなければ動けず、土地があって増殖しても増殖する対象にカウンタが増えて恩恵があるときでなければただの置物です。《ビビアン・リード》は奥義でクリーチャー全体に大きなバフのかかる紋章を置いてくれるので、増殖すればするほど嬉しいものです。しかし、《野生造り、ジアン・ヤングー》は-1能力で+1/+1カウンタをクリーチャー1体に1個乗せるというもの。パッシブ効果も使っていないし、増殖しても使えるのは-1能力だけ。それならもっと大きな効果のあるPWにしたほうがいいという考え。

《野生造り、ジアン・ヤングー》のパッシブ効果は、苗木トークンをいっぱい並べるデッキには合いそうだとは思いましたが・・・。トークンを並べて、《野生造り、ジアン・ヤングー》の能力でタップ、トークンの数だけマナが出て、それで《苗木の移牧》のキッカーコストを支払えば、トークンを出せば出すほどマナ生み出せて、次の動きに繋がります。

しかし、残念ながら、このデッキにはあわなさそうです。

4つ目の項目:

カウンタを乗せるのが手間なら、最初からカウンタが置かれた状態で出るようにするエンチャントを置けばいいのではという考え。《発見の道》のように、場に出したクリーチャー全員を探検させて、それで運良く《忠実な相棒、モーウー》でカウンタが乗るのでもいいと言う感じ。

また、《フレイアリーズの歌》は最終章でクリーチャー全員に+1/+1カウンタを置くので、《忠実な相棒、モーウー》がある状態で《フレイアリーズの歌》の最終章の効果が解決されれば、《忠実な相棒、モーウー》は晴れて5/5警戒トランプルに慣れるわけですし、モーウーだけじゃなくて場に出ている自分のクリーチャー全員に+1/+1カウンタが置かれるので、ビートダウンが捗る。

Song of Freyalise / フレイアリーズの歌 (1)(緑)
エンチャント — 英雄譚(Saga)(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I,II ― あなたの次のターンまで、あなたがコントロールしているクリーチャーは「(T):好きな色1色のマナ1点を加える。」を得る。
III ― あなたがコントロールしている各クリーチャーの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。ターン終了時まで、それらのクリーチャーは警戒とトランプルと破壊不能を得る。

MTG wiki

1章と2章の効果を使えば、《忠実な相棒、モーウー》の4マナという微妙に重いコストも解決、早期に出せるようになります。

これの問題は、このデッキはビートダウンを勝ち筋としながら、なにげにインスタント・ソーサリー呪文が多いこと。初手見たらクリーチャー1枚だけとかまあまあ起こります。なので、《フレイアリーズの歌》は序盤に数を並べて真価を発揮するのに、これ如何にという。 また、回していて、対戦相手の除去が厚いので、意外とカードが並べられないというのもあります。

ただ、コストが軽いので、終盤引いても使い道はあります。このデッキは、5マナ以上のカードを採用していないので、1枚でも出ていれば、1マナは必ず軽減されます。2マナで出して、2体クリーチャータップすればコスト0みたいなものです。ライフを削られても《ハイドロイド混成体》でライフ回復すれば平気。というか、ライフなんぞ1点あればええんや。

まとめとか色々

デッキの修正方向としては、上に示した4通り。ちょいちょいやっていきたいです。

あと、《野生造り、ジアン・ヤングー》と苗木トークンデッキ重ねたら楽しそうじゃない?

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